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ビジネスローンを選ぶ前に知っておきたいことまとめ

世の中にはいろいろなローンがありますが、日本でローンと言えばほとんどの場合、個人に対する融資のことを指します。

一方「ビジネスローン」は、中小企業や個人事業主が対象で、融資資金の利用目的も事業性ということになっています。

では「ビジネスローン」にはどんな種類があるのか、それぞれどんなケースの場合に利用すると有効なのかを見てみましょう。

銀行系?それともノンバンク系?

「ビジネスローン」は大きく二つの種類に分類されます。

ひとつは銀行、信用金庫、信用組合などの銀行系。それ以外の信販会社・消費者金融が扱っているノンバンク系があります。

この二種類の「ビジネスローン」を比較して特徴を知ることによって、間違ったお金の借り方をしないようにしましょう。

銀行系ビジネスローンの特徴は?

銀行系「ビジネスローン」は、ほかの個人向けローンと同じように、比較的金利が低く設定されています。

銀行は、主にお客様から預かった預金をローンに運用しているので、ノンバンク系に比べて金利を低くしても採算が合うからです。

しかし、融資が実行されて資金が利用できるまでの審査が厳しく、金額が大きくなれば保証人や担保を求められたりすることもあります。

ノンバンク系ビジネスローンの特徴は?

ノンバンク系「ビジネスローン」は、銀行系と比較すると金利が高く設定されています。

信販会社や消費者金融は、銀行などと違い預金を受け入れることができないため、ローンの原資をどこかから借りてこなければなりません。借りたお金に対して支払う金利が高いため、運用する金利も高くなってしまうのです。

しかし、資金が利用できるようになるまでの審査時間は銀行系に比べると短く即日対応できる場合もあります。

利息ってどれぐらい?

借りる金額があまり大きくなく、期間も短ければ、金利の差が多少あっても支払う利息額はそれほど変わりません。

たとえば、100万円を6%と16%の金利で10日間借りた場合、いくらぐらいの利息になるか計算してみましょう。

6%の場袷
1,000,000×0.06÷365×10=約 1,644円

10%の場合
1,000,000×0.16÷365×10=約4,384円

このケースでは10%の金利差があっても、支払う利息額の差はわずか2,740円ということになります。しかし借りる金額が1,000万円になれば10日間でも27,400円の差になってしまうのです。

そして、1,000万円を1年後に一括で返済する場合であれば、実に100万円の差が出ることになります。

銀行系vsノンバンク系 どちらがいいの?

上の計算は毎月の返済などを考えていませんが、金利差と金額が大きくなって期間も長くなれば、支払う利息額の差は非常に大きくなるということです。

これだけを見ると比較的金利が低い銀行系がいいと言えそうです。

しかし、もし少しでも早く資金が利用したいというときに銀行系を選ぶと、必要なときに資金が間に合わないというリスクがあるのです。

もちろん一番いいのは、審査時間が短く、金利も低いことです。しかし、これまで見てきたように、その両方の条件を満たすことはなかなか難しいようです。

それならば、「いつ、いくらお金が必要なのか?」を考えてみてください。

「今日、明日には必要ないが、今月中には○○万円ぐらい不足してしまいそうだ」ということであれば、できるだけ金利の低い銀行系の「ビジネスローン」に申し込みをする方がいいでしょう。

しかし、「すぐにでもお金がないと大変なことになる」というのであれば、ノンバンク系で手続きすれば状況を打開できるかもしれません。

審査のスピードと、自社の返済能力をよく見極めて使い分けることが大切です。

最後にご注意いただきたいこと

借入金額や金利差を考えることは非常に重要なことです。しかし一番大切なのは「借りたお金をどのように返済しようと計画しているか?」という点です。

金策を焦るあまりに、スピードの早いノンバンクのビジネスローンを申し込み、高い金利に苦しめられて経営が困難に陥るケースもあります。

経営者として難しい判断が求められる局面だと思いますが、上手に使い分ければ、チャンスをものにしたり、ピンチを乗り越えることも可能です。

ビジネスローンは、経営に欠かせないパートナーであると同時に、会社を危機的状況に陥れてしまう危険もある、「諸刃の剣」であることを忘れないで下さい。