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オリックス銀行カードローンの金利や返済方法、融資申込み前に知っておきたいこと

オリックス銀行カードローンといっても「そんな銀行聞いたことがない」という方も多いかもしれません。それもそのはず、オリックス信託銀行が預金残高1兆円達成を機に、2011年10月に社名変更してオリックス銀行になりました。

オリックス信託銀行といえば、おまとめ専用の「バンクプレミア」が有名でしたが、この社名変更を機に、2012年3月から個人向けの無担保カードローンに本格参入する第一弾の新商品が、今回チェックする「オリックス銀行カードローン」です。

ところで、「オリックス」のカードローンといえば、「オリックスクレジットのVIPローンカード」がTVCMで有名ですね。同じオリックスグループということで、こちらの商品も比較対象に加えてみました。それではさっそく、「オリックス銀行カードローン」の商品内容についてチェックしていきましょう。

類似商品との比較

「オリックス銀行カードローン」は、オリックス銀行という名前が示すとおり、銀行が直に運営していて、最高限度額800万円と限度額の大きなカードローンです。今回は、この「オリックス銀行カードローン」と他社の類似商品を各スペック項目別に比較してみました。比較対象にしたのは、メガバンク1行と大手地銀1行、そして銀行とは業態が違いますが、同じオリックスグループのオリックスクレジットの個人向け無担保大型カードローンです。

まずは限度額と限度額帯別の金利水準を比較してみましょう。

(年金利)
限度額(枠) オリックス銀行 メガバンクA 大手地銀B オリックスクレジット
カードローン 大型カードローン 大型カードローン VIPローンカード
800万円 平均3.9%
3.0〜4.8%)
平均4.25%
(4.0〜4.5%)
平均4.65%
(3.5〜5.8%)
【550万〜800万円】
700万円 平均4.65%
3.5〜5.8%)
平均4.75%
(4.5〜5.0%)
600万円 平均5.5%
(5.0〜6.0%)
500万円 平均6.65%
4.5〜8.8%)
平均7.0%
(6.0〜8.0%)(*)
5.0% 平均5.85%
(4.8〜6.9%)
【350万〜500万円】
400万円 5.5%
300万円 平均9.4%
(6.0〜12.8%)
平均9.0%
(8.0〜10.0%)
6.0% 平均8.40%
4.8〜12.0%)
【200万〜250万円】
200万円 平均11.0%
(10.0〜12.0%)
8.0%
150万円 平均11.9%
(9.0〜14.8%)
9.0% 平均11.0%
8.0〜14.0%)
【50万〜150万円】
100万円 平均13.25%
(12.0〜14.5%)
10.0%
100万円未満 平均14.9%
(12.0〜17.8%)
(*)は限度額の区切りが異なる場合に、隣接する複数の限度額の金利を平均して算出したもの

まず限度額を他社と比較してみますと、最高800万円と超大型の枠が設定されています。これは業界最高水準で、これだけ大型の枠を用意しているのは、メガバンク一行、同じグループのオリックスクレジットだけで、残りの一行は500万円枠が上限になっています。比較表にはありませんが、他の銀行で500万円を超える大型枠を設定しているところは少ないです。

次に金利について見てみますと、他の銀行と比べて低い金利が設定されています。中でも300万円超の金利は他の銀行よりも約▲1%と非常に低い金利設定となっています。一方、300万円以下では他の銀行とほぼ同じか少しだけ有利な金利設定になっています。

表中のピンク色の箇所が、同じ限度額帯の中での最低金利なのですが、興味深いのは、限度額400万円以上ではオリックス銀行カードローンの金利が最低金利、限度額400万円未満ではオリックスクレジットVIPローンカードの金利が最低金利になっています。

つまり、同じオリックスグループのオリックスクレジットのVIPローンカードと限度額帯別に「ターゲット層のすみ分け」がなされているようなのです。

管理人としては、実は「オリックス銀行のカードローン」と「オリックスクレジットのVIPローンカード」が商品内容的に被っているところがあるのではないかと思っていたのですが、こうして見ると、総量規制の対象となる「オリックスクレジットのVIPローンカード」と、「オリックス銀行のカードローン」とで、限度額帯毎に金利水準を変えてターゲット顧客層が被らないようにしているのかもしれませんね。

続いて、限度額や金利以外の他のスペックを同じように比較してみました。スペック項目は他にもたくさんあるのですが、よりわかりやすくするために比較対象項目を他社商品と違いがある項目だけに絞ってあります。

商品スペック
項目
オリックス銀行 メガバンクA
カードローン 大型カードローン
申込資格 申込時年齢満20〜65歳 申込時年齢満20〜65歳
前年度給与収入ないし
申告所得額200万円以上
原則安定した収入がある
来店要否
(申込時)
不要 不要
契約(更新)期間 1年毎に審査/自動更新 5年毎に審査/自動更新
口座開設要否 不要
ローンカード発行 ローン専用カード 「ローン専用カード」or
「普通預金キャッシュカード」
から選択可
審査回答期間 最短1日 最短30分
利息の計算方法 付利単位1円
(1年365日の日割り計算)
付利単位100円
(1年365日の日割り計算)
遅延損害金 借入残高に対して借入利率+2.1%%(年率) 19.94%(年率)
返済日 毎月10日、月末から選択可 毎月5日、15日、25日、
月末から選択可
金利優遇 なし 当行住宅ローン利用あり、
かつ返済遅延なしの場合、
年▲1%優遇

商品スペック
項目
大手地銀B オリックスクレジット
大型カードローン VIPローンカード
申込資格 申込時年齢満20〜60歳 申込時年齢満20歳〜64歳
前年税込年収が300万円以上
かつ継続安定した収入がある
毎月定期収入がある
来店要否
(申込時)
不要
契約(更新)期間 2年毎に審査/自動更新 1年毎に審査/自動更新
口座開設要否 不要(銀行でない)
ローンカード発行 ローン専用カード ローン専用カード
(カードレス商品もあり)
審査回答期間 3日程度 最短1日
利息の計算方法 付利単位100円
(1年365日の日割り計算)
付利単位1円
(1年365日の日割り計算)
遅延損害金利率 年14% 19.9%(年率)
返済日 毎月7日 毎月10日、20日、
月末から選択可
金利優遇 当行住宅ローン利用あり、
かつ返済遅延なしの場合、
年▲0.2%優遇、
当行給与振込利用ありの場合、
年▲0.3%優遇
カードレス商品を選択の場合、
▲0.2%優遇
注)他社と比べて内容に相違のある項目のみ記載。

表中のピンク色の箇所が、他社商品と比べて最も優れている(有利な)項目になります。こうして一覧表にしてみると、大きな優位性を誇っていた限度額や金利とは異なり、オリックス銀行カードローンが他社商品と比べて最も優れている項目は4つしかありません。

以下、他社と比べたメリット、デメリット別に列挙してみます。

オリックス銀行カードローンのメリット!

・申込時の来店は不要です。ただ、これは大手地銀Bを除いて他社も同様です。

・申込時に銀行口座を開設する必要はありません。これは、他の2銀行と比べると有利なポイントです。

・遅延損害金の利息が同業他社に比べて著しく低い。毎月の返済日に、うっかり口座残高不足などで返済に遅延が生じた場合には、どの金融機関でも遅延損害金が課されます。

オリックス銀行カードローンの場合、この遅延損害金の金利がお借入残高に対して借入利率+2.1%と極めて低く設定されています。一方、同業他社の遅延損害金の金利は19.94%という高い金利が設定されているところもあります。

借入利率が最も高い限度額100万円未満の金利17.8%の場合でも、17.8+2.1%=19.9%に設定されています。100万円以上の限度額の場合、他社商品に比べて遅延損害金の金利は極めて低いものになります。

・返済日は毎月10日と月末から選べます。ただ、同業他社には他の日を選べるところもありますので、選択肢を広げてほしいところです。

オリックス銀行カードローンのデメリット!

・申込資格では、年収200万円以上という条件付きです。年収条件が付いていない他社商品に比べるとやや不利な状況です。

・契約(更新)期間は、1年毎の審査/自動更新となっており、他社と比べて更新サイクルが短めになっています。それだけシビアに信用状況をチェックしているといえるでしょう。

・ローン専用カードの発行が必須です。同じグループのオリックスクレジットのVIPローンカードはカードレス商品を揃えていますし、カードレスタイプのカードローンを提供している他銀行もありますので、ぜひ頑張ってほしいところです。

・審査回答期間は最短1日となっていますが、他社では30分というところもあります。

・利息の計算方法ですが、付利単位(利息が付く最低金額)が1円となっています。一方、同業他銀行は100円。つまり、同業他銀行では残高100円未満には利息が付きません。これは意外に見落としがちなのですが、見落としてはいけない重要なポイントです。

・金利優遇について。オリックス銀行カードローンには、利用状況に応じた金利優遇がありません。一方、他社ではたとえば住宅ローンや給与振込口座指定など利用状況に応じた金利優遇があります。

総合評価

こうして比較してみると、「オリックス銀行カードローン」は金利と限度額に関しては同じグループのオリックスクレジットのVIPローンカードに類似しているところがあります。

ただ、「オリックス銀行カードローン」の場合、特に限度額300万円超の金利が他社と比べて最も有利なのに対し、限度額300万円以下では他の銀行とほぼ同じか少しだけ有利な金利を設定しています。これは、他の銀行のカードローン、中でも限度額の大きいカードローンをターゲットにしているのではないでしょうか。

また、金利や限度額以外の項目では、申込時の来店不要、銀行口座開設不要、非常に低い遅延損害金などのメリットがあります。

一方、申込資格に年収200万円制限がある、契約(更新)期間が1年(原則、審査後に自動更新)と短い、最低残高1円から金利が付く、利用状況に応じた金利優遇がないなどのデメリットも見落としてはいけません。

以上のことを勘案しますと、「オリックス銀行カードローン」は、明らかにメガバンクをはじめ他の銀行の大型カードローン商品を競合商品とした戦略的な商品といえるでしょう。

管理人としては、申込資格の年収200万円以上の基準制限を満たしている方で、金利が有利な限度額300万円超の高額コースであれば申込を検討する価値はあると思います。

一方、限度額300万円以下のコースの場合は他社の類似商品と比べて金利の有利性はそれほどありません

また、契約期間(原則、審査後に自動更新)が1年と短い、最低残高1円から金利が付くという点から、カードローンの利用にあたってユーザー側の厳しい自己管理が求められる商品ともいえるでしょう。

利用状況に応じた金利優遇もありませんので、他銀行で住宅ローンや給与振込口などを利用中の方でそうした金利優遇を受けられる場合は、それも勘案したうえで比較検討することをおすすめします。